アルコール依存症で初めての入院①

だいぶ間があいてしまったなー…(;´･ω･)

５月の連休の夫は、調子が良くて断酒出来てたのに

休みが開けたとたんに隠れ連続飲酒的な…

良くなったり、悪くなったり、難しいなぁ

アルコールで初めての入院

夫がアルコール依存症で初めて入院したのは、２年前の秋

通院している病院に問い合わせて、運良くすぐ入院出来ることになった。

通院し初めてから5ヶ月が経っていた。

夫は、「仕事があるからすぐには無理」

と言うので一週間後に入院することにしたが、

職場から、入院するならすぐ休んで良いと言われ

結局、一週間毎日家でお酒を飲んでから入院

バカ野郎だね(-_-;) 

仕事が堂々と休めるせいか、意外と抵抗なく入院できた。

私は、なんだかホッとした。

これでアルコール依存症が良くなるかも

と安易に思っていたし、夫のいない生活が自由でうれしかった。

夫は、「もうこれでお酒はやめる。もう飲まない。」

と明るく言っていたが、

入院して１か月くらいした頃から表情が暗くなってきた。

子供は、相変わらず毎日遅刻

学校のカウンセリングも受けたが、夫の入院している病院でも

診察を受けさせてもらった。

私はアルコール依存症の本と、不登校の本を何冊も買って読んだり

二人とも良くなっておくれと、心で祈るばかりだった。

子供の不登校と私の決意

高校生になった娘は、２学期が始まってすぐ

体の不調を言うようになった。

最初は腹痛、風邪かなーと思って内科を受診したが

大したことは無く、夕方は元気になった。

その翌々日には頭痛。まだ治ってなかったかな・・

その次の日も、朝から不調を言う。

あれ・・・毎朝、起きられない…

何日も続くので無理に起そうとしたら、

学校に行きたくないと泣き出してしまった。

もしかして、不登校の始まり(*_*;？？

なんだか不安に。。。

落ち着いている時に子供に話を聞くと

夏休みのクラスのイベントの時に、友達とトラブルがあったとか？

本当にそれが理由かどうかは、わからないが

学校に行けないのは事実だし…

私は、前に夫を診てもらった精神科の先生の言葉が頭に浮かんだ

『子供に影響が出ますよ…　…　』

これって、アルコール依存症のせいなのかな。。。

とりあえず、担任の先生に相談して学校のカウンセリングを受けた。

子供と私も、別々に受けたが

私は、どうしたら良いのか。。一人で泣いてばかりだったな…

アルコール依存症の夫と不登校になりつつある娘

現実を受け入れるのが難しくて、自分の仕事に支障が出たり

蕁麻疹が出たりするようになった。

その月の断酒会は、夫は飲酒していたので　私一人で参加した。

私は、そこで子供が学校に行けなくなった事を話した。

夫も抗酒剤を飲んでもお酒はやめられないし、

会社の帰りに飲んで、自転車で側溝に落ち

顔や手を怪我して、血まみれで帰って来たり

何だか辛くて泣きながら話した。

断酒会にいらした皆さんは、優しく聞いてくれた。

そして、夫の為にも、子供の為にも、私の為にも

入院した方が良いかもしれないと助言があった。

この日から私は、真剣に考えて

お金の事、仕事の事も悩んだけど

やっぱり家族のためにも、夫を入院させようと決意した。

抗酒剤と隠れ酒

夫は毎朝、抗酒剤を服用した！

月に1回は断酒会にも二人で参加した。

夫は、職場に自転車で通勤するようになったが

仕事の帰り道や週末の夜中に、隠れて缶チューハイを飲んでいたようだ。

お酒はやめられないのに、抗酒剤を飲む…

私には謎の行動に思えた。

お酒を飲むと、夫はすごい嫌なやつになる。

言葉も態度も横柄で、『お前は王様かーー<(｀^´)>』

と心の中で思ったり・・・

ビクビクしながら、別れたいと思うのだが

お酒が抜けると優しくなると許してしまう…

DVと同じなんだよね…。

こんな調子でも、入院しないで少しずつ断酒の方向に行って欲しかった。

 断酒会のおかげ？なのか

夫は、少しずつ自分がアルコール依存症だと認め始めたが

やっぱりお酒はやめられなかった。

この年、娘が高校生になった。

1年の2学期なって娘は、学校に行けなくなった。

アルコール依存症専門病院（精神科）の受診

初めてM先生とお会いして、約1ヶ月半後

M先生のいる病院に予約をして

夫と一緒に受診した。

受付をして、看護師さんによる問診

前の精神科の病院の時と同じように

病歴や酒害だけではなく、自分の職歴や家族構成

なども聞かれた。

しばらく待ってM先生の診察室に呼ばれた。

先生と話す夫は、やっぱりアルコール依存症とは認めていない

様子だったが、前の病院の時よりは落ち着いていたような気がする。

夫は、アルコールが原因で人に迷惑をかけ、多々記憶を失くし

大病になり、事故まで起こした。

先生　「アルコール依存症になると飲酒のブレーキがきかなくなって、問題行動を起こします。〇〇さんは、立派なアルコール依存症です。治療の基本は『断酒』しかありません。」

前の県立の病院の治療は、まず入院からだったので

私　「通院でも治療できますか？」

先生　「通院でも良いですよ。断酒するには『断酒の３本柱』というのがあります。」

• ①診察
• ②抗酒剤
• ③断酒会（自助グループ等に通うこと）

先生「とりあえず抗酒剤*1を処方しますから、毎朝飲んで下さい。」

 先生「この薬を飲んでからお酒を飲むと、動悸や吐き気が起きて急性アルコール中毒の症状が出るから気をつけてね。説明しとかないと飲みすぎて救急車を呼ばないといけなくなるかもだからね。（笑）」

夫　「・・・」

薬は私が、定期的にもらいに来るとこにして

断酒会は、地域のに参加しようと思った。

でも、夫は薬を飲むのかな？？

*1: アルコール依存症などで飲酒を控える必要がある人に対して、断酒を目的として処方される薬剤。 アルコール分解酵素の働きを阻害する作用があり、服用すると少量の飲酒でも動悸(どうき)・吐き気・頭痛等の不快感を覚える。

家族会②

2年前の家族会にいらしたアルコール依存症の専門の先生は

県内の病院に勤務されているM先生で、明るい感じの先生だった。

前の時より、参加される家族の方が多くて少し驚いたが

これが正式な人数なのかなーとも思った。

最初に先生のお話があって、その後、軽く自己紹介をして

一人ずつ順番に話をしていった。

私は人の話を聞いても、自分で話しても涙がポロポロこぼれてきて

どうすることも出来なかった。

私　　「自分の夫はアルコール依存症なんでしょうか？」

と聞いた記憶がある。それに対して

先生　「ご主人は、間違いなくアルコール依存症です」

と、大きく目を開いておっしゃった。

その時の先生の顔が、今でも忘れられない…

そして、M先生に夫を診て欲しいと思った。

それから1か月半後、なんとか夫を説得し

M先生が勤務されている病院の外来を受診する事になる。

アルコール依存症での3回目の退院（近況）

アルコール依存症で3回目の入院していた夫ですが

めでたく？退院しました。

約3ヶ月入院していたのだが、夫曰く

最初の1か月くらいは、記憶がほとんど無いらしい・・・

怖い病気だ(*_*;)

２回目の退院の時は、退院の日に飲酒したので

今回もすぐ飲むのかもしれないと心の準備をしていたが

今のところ、まだ飲んでいない。

今日1日断酒、最初の1杯をガマンする。

その積み重ねが大事なんだけど

毎日がなんとなく怖い…私が飲酒しないで欲しいという願望があるからだけど

私の思い通りにはならないので、

日々、平常心を心がけてるけど

難しいよーー(>_<)

アルコール依存症の家族会①

初めて断酒会に行った翌月に、初めて家族会に参加した。

夫は、私が家族会に行くのが気に入らない様子だったが

お昼には帰ってくるからと、振り切る感じで家を出た。

家族会の会長さんに電話で聞いて参加したのだが

地震の影響で福祉の施設が、使えなくなっていて

近くの大型ショッピングセンターの中とのこと。

行くまでは、ドキドキと緊張した。

参加者は、年配の奥様3人と私の４名だった。

一通り自己紹介した後に、家族会の話を実名で

他所で話してはいけないと言われた。

もちろん当たり前だ！

私は夫の事を話した。

前からお酒は飲んでいて、肝硬変になった事

しばらくは禁酒も出来ていたが、

隠れて飲酒して、飲酒運転で捕まった事、

夫の話をすると涙が出てしまう…

（普通こんな話したら『もう離婚した方が良い』と言われるけど…(；一_一)　）

皆さんも昔は同じように、それ以上にご苦労されていて

でも現在は断酒されているとのこと。

（すごいなぁ…うちの夫も断酒出来るのだろうか…まったく想像できない(>_<)）

◎アルコー依存症は回復はするけど、完治はしない

◎断酒に意志の強さは関係ない

等々、アルコール依存症の基本的な事も教えてもらった。

夫を家に置いて参加してるので、最初は気が重かったけど

来て良かったし、また参加したいと思った。

会長さん「3月はアルコール依存症の専門の先生が来るから、良かったらまた来て」

と帰り際に言われ、是非参加したいと思ったが、同時に夫に何て話そうかと考えたていた。